イングランドプレミアリーグ、優勝回数

イングランドプレミアリーグは、92・93シーズンから始まり、20年以上の歴史がありながら、これまで優勝経験があるのはわずかに6チームです。一番優勝回数が多いのは、常に強豪チームであったマンチェスター・ユナイテッド。アレックス・ファーガソンが近代サッカーではありえないほどの長期政権を築き、どの年代においても勝利を積み重ねていきました。

次点はチェルシー。ロシア富豪のロマン・アブラモビッチによる資本投入の結果、2000年代前半から一気にビッグクラブの仲間入りを果たし、安定した成績を収めています。次はアーセナル。かつて名古屋グランパスを率いていたアーセン・ヴェンゲルが指揮を取り続け、魅力的なパスサッカーによる攻撃をクラブカラーとしてからはファン人気も高くなり、日本にも多くのサポーターがいます。上位陣が軒並み海外資本に買収される中、イングランド人中心の経営を行っています。

そしてマンチェスター・シティ。オイルマネーにより世界でも一二を争う経済力を手にし、スター選手を集め、ついには宿敵マンチェスター・ユナイテッドと戦力的には肩を並べ、追い越すシーズンも出てきました。ただでさえ資金力のあるプレミアリーグのクラブの中でも、移籍金や年俸の条件で移籍市場を優位に進める力はトップクラスです。